2010-03-16

リストラ~仕事人根性

これまで、「統べる」で書いてきましたが、リストラに関して言えることは、企業はリストラしなければならないと思った時には既に財務面からリストラできないということです。JALも最後には当座の資金繰りからあんなことになりましたが、GMも同様で、潰れてから清算していてはやはり決定的に遅いのです。換言しますと、潰れでもしない限り真のリストラは不可能、あるいは潰れてもなおどこかに緩みが生じるということです。

企業イメージの破壊にも繋がるこんな状況に陥る理由を考えながらコメントしてみます。
  1. 民間企業の外部監査などアマアマである
    - 上場企業は役員の報酬すら開示しようとしない
  2. 雇われ風情は目一杯抜くことだけを考えている
    - 組合員は力を合わせ、経営陣は自らルールを作り、あの手この手で現金の獲得および獲得できる仕組みの構築に邁進します
    - 後者は獲得金額極大化のために例えば民間天下りの構図を作り上げ、民間談合やポスト数維持に役立てる
  3. でも、上記のツケは、JALのようになれば退職後も年金受給額減額等の後味の悪い形で支払うことになる
  4. オーナー社長だけは家業なので必死になれる(モリゾーさんのように)
  5. 本当に「毎日」リストラをしなければならないのはパラサイト集団(官公)であるが、2.には既にパラサイトたる兆候が現れている
    → これがいわゆる「凄まじい」宮仕えというものですが、筆者の眼には「卑しい」としか映りません

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